アルピーヌA110用 ハイパフォーマンスマフラー開発準備中 ⑤

アルピーヌA110用 ハイパフォーマンスマフラーの開発は順調に進行中です。

 

とはいえ、認証試験が夏の終わりまで受けられないので、開発時間は十分にあります。

 

認証試験日程は当社で決めることが出来ず、一般財団法人・日本自動車研究所側の都合となります。

完成を急がず、納得いくまで試作やデータ取りが出来るとも言えますね。

 

さて、今回は消音の核となるサイレンサーのお話です。

 

サイレンサーには様々なタイプがあり、消音を優先するものから排気効率を優先するものまで豊富な選択肢があります。

見た目では同じように見えても、内部構造が違ったり消音材の量が違ったりで外部から判断は困難です。

 

今回のハイパフォーマンスマフラー製作では、当然ながら排気効率重視の絞り無し完全ストレート構造を採用します。

この場合、弱点はサイレンサー容量を大きくとらないと消音が出来ないという事です。

 

小型・軽量サイレンサーを使いたいのは当然ですが、保安基準に適合する音量に抑えないと意味がありません。

純正マフラーのように、薄肉のステンレスで隔壁構造にすれば、それなりに軽量で消音が出来ますが肝心の排気効率がイマイチです。このバランスがトレードオフとなるため消音はとても難しいですね。

 

検証は地味な作業の繰り返しです。

認証試験にパスできるギリギリを狙って、小型・軽量サイレンサー順に試作を行い、走行・計測を繰り返します。

以前のブログで触れたように、停車時の空ぶかしで音量を計測するわけではなく、定められた手順で実際の走行音量の計測を繰行います。非常に手間のかかる作業です。

 

ただし、ギリギリにしすぎると経年劣化などで音量が基準値を超えてしまう可能性もあるので、多少の余裕を持たせた音量に留めておく必要がありますね。

 

サイレンサーの選定が確定したらレイアウトの検証です。

限られたスペースに美しく収めつつ、排気効率を最大化できるレイアウトを策定します。

 

なお、マフラー性能認証試験の詳細にご興味のある方は、下記URL内『後付マフラー騒音試験』の項目で確認いただけます。

https://www.jari.or.jp/contract_testing_equipment/