A110及びメガーヌⅣRSシリーズにて、純正アルミホイールで使用可能なスリット入りフローティング2ピースローターの発売準備を行っています。
出荷開始は10月下旬を予定しています。
ローター交換で問い合わせが多い事象に対応できるスペックで作成中です。
ブレーキキャリパー移設で外径を大きくしたスリットローターは他社から発売されています。
ところが、問題(と言うよりは覚悟の上で購入)は純正(サイズ)アルミホイールが使えなかったり、純正アルミが使えてもスペーサーを使用しないと装着できないパターンがある事です。
ローター代金だけでなくアルミホイール交換も念頭に置かなくてはならないのもネックかもしれません。
大径ローター。
性能は申し分ないのですが、少々やっかいなのが車検です。
オフセット(インセット)がタイトなA110は、社外アルミホイールにした場合、かなりの高確率で車検ではじかれます。
と、なると車検の際はローターやオフセットしたキャリパーを純正に戻してから純正アルミホイールに履き替えるという非常に面倒な手間と費用がかかります。
この事から、大径ローターの装着をためらう方もおり、また、そのことを知らずに大径ローターにしてしまって車検で苦労してしまった方も。
当社ではこの問題もクリアしつつも、ルックスと性能の両方を実現する完全ボルトオン装着/スリット入り2ピースフローティングローターを設定することと致しました。
話は単純で、完全に純正と同径・同厚で設計を行いました。
キャリパー移設やアルミホイールの選択や車検で悩むことなく、単純にローターのみご購入いただければ装着可能としています。
一般的なスリットに追加してディンプルを設けたことにより摩擦係数は10%以上も向上。
市街地走行でも効きの良さは体感いただけます。
特にデザインは当社デザイナーのこだわりです。
スリットデザインやピッチ、ディンプルホールのレイアウトなど非常に細かく設定しています。
(※ディンプルはA110のみ/メガーヌRSはマルチウェイスリット)
どうせ装着するなら性能向上は当たり前で、見た目にも遊び心やインパクトが必要だと思いませんか?
また、2ピースフローティングとしていることからローターの熱膨張による耐歪み性能にも優れます。
そして、純正同サイズでありながらディスク容量を向上させたことにより、熱容量も増やしています。
フローティングタイプディスクは近年のハイパフォーマンスカーでは標準装備が多くなっていますね。
参考ですが、限定車のA110Rウルティム(4,000万~)はフローティング2ピースローターを標準採用。
通常のA110やA110R/メガーヌRSなどの純正ブレーキディスクはフローティングではありません。
なお、1/1000秒までタイムを削りたい方は100万円オーバーの大型キャリパー/大径ローターをお勧めします。
ブレーキは大は小を兼ねるのが事実です。
当社設定フローティングローターキットは純正キャリパーを使用しながらローコストに優れた性能向上を求める方向けの設定です。
もちろん純正補修としても使用可能で、キャリパー移設が無いことからディーラー受け入れも問題ありません。
※キャリパー交換や移設は本来は車検適合ですが、ディーラーによっては不適とみなされる場合があります
ぜひ、気にしていただければ嬉しく思います。



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