アルピーヌA110/メガーヌRS フローティングディスクローター発売準備中

A110及びメガーヌⅣRSシリーズにて、純正アルミホイールで使用可能なスリット入りフローティング2ピースローターの発売準備を行っています。

ローター交換で問い合わせが多い事象に対応できるスペックで作成中です。

 

ブレーキキャリパー移設で外径を大きくしたスリットローターは他社から発売されています。

ところが、問題(と言うよりは覚悟の上で購入)は純正(サイズ)アルミホイールが使えなかったり、純正アルミが使えてもスペーサーを使用しないと装着できないパターンがある事です。

ローター代金だけでなくアルミホイール交換費用も念頭に置かなくてはならないのもネックかもしれません。

 

大径ローター。

性能は申し分ないのですが、厄介なのが車検です。

オフセット(インセット)がタイトなA110は、社外アルミホイールにした場合、かなりの高確率で車検ではじかれます。

と、なると車検の際はローターやオフセットしたキャリパーを純正に戻してから純正アルミホイールに履き替えるという非常に面倒な手間と費用がかかります。

 

この事から、大径ローターの装着をためらう方もおり、また、そのことを知らずに大径ローターにしてしまって車検で苦労してしまった方も。

 

当社ではこの問題もクリアしつつも、ルックスと性能の両方を実現する完全ボルトオン装着/スリット入り2ピースフローティングローターを設定することと致しました。

 

話は単純で、完全に純正と同径・同厚で設計を行いました。

アルミホイールの選択や車検で悩むことなく、単純にローターのみご購入いただければ装着可能としています。

 

一般的なスリットに追加してディンプルを設けたことにより摩擦係数は10%以上も向上。

市街地走行でも効きの良さは体感いただけます。

 

当然、2ピースフローティングとしていることからローターの熱膨張による歪み性能にも優れます。

ただし、純正ローターもバイメタルの2ピース的な構造になっており、放熱アドバンテージは一般車両のローター交換ほどではないかもしれません。

 

なお、1/1000秒までタイムを削りたい方は他社のキャリパー移設大径ローターをお勧めします。

ブレーキは大は小を兼ねるのが事実です。

あくまで予算を押さえつつ、手軽に性能向上を楽しみたい方向けの設定です。

 

もちろん純正補修としても使用可能で、キャリパー移設が無いことからディーラー受け入れも問題ありません。

※ディーラーによっては大径ローターによるキャリパー移設ははじかれます。

 

発売は2025年10月下旬を予定しています。

 

ぜひ、気にしていただければ嬉しく思います。