この時期になると増えてくるA110のエアコン修理依頼。
何度か過去ブログでご案内していますが、2018年~20年頃のA110はエバポレーターからのガス漏れが高確率で発生します。(2020年後半以降は対策部品になっており、あまり漏れません)
交換作業は当社では残業込みで丸2日かかるので工賃も高く請求せざる得ません。
単純にエバポレーターケースアッセンブリの交換ではなく、ヒーターコアの組み換えなども行わなくてはいけないのも手間の一つですね。また、純正ナビやオプションパーツが装着されていると脱着の手間が増えます。
そんな中、最近気になるのがエバポレーターからのガス漏れ合併症でエアコンコンプレッサーブローが増えてきたという事です。
と、いうのもエバポレーターからのガス漏れを認識しつつも高額な修理代を嫌ってガス補充でしのぐケースがありますが、その際にガスのみを補充しているケースが多々あります。
通常、ガスが漏れる際には潤滑用のコンプレッサーオイルも一緒に漏れてきます。
にも拘わらず、エアコンガスのみを補充し続けるとどうなるか…。
結果は明らかです。
潤滑用オイルが規定量に満たない状態でコンプレッサーを稼働させ続けると焼き付きを起こします。
コンプレッサー本体が焼き付いた場合は本体交換のみならず、ガス管内清掃やレシーバータンク交換も必要になるので瞬く間に交換費用が跳ね上がります。
A110に限らず、エアコンサイクルへガスのみの補充はコンプレッサー破壊への第一歩になりかねません。
当社でガスのみの補充や漏れ止め剤施工を受ける際は当然ですがオイルも補充しています。
エアコンガスを補充する際は必ずオイルも補充するようにしてくださいね。
なお、当社での作業をご希望の方はアルピーヌ水戸が窓口となります。ご依頼はアルピーヌ水戸までお願いいたします。




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