リヤウイング開発日誌②

 ブレーキパッド同様の話となりますが、当社ではアルピーヌA110のリヤウイングを開発・発売する予定はありませんでした。もともと高速域でのフロントリフトが強かったためリヤスポイラーは不要であると考えていたためです。ただ、当社がフロントスポイラーを設定していることからメーカー出荷の弱アンダー状態のまま全体ダウンフォースが欲しいとのご意見があったのも事実です。

 

 

今まではそういったお客様には市場に存在する他メーカーのリヤウイングを使用いただくよう促していました。

ところが… 

 

他メーカー製リヤウイングを見せていただいたところ、設計にかなりの問題があると見受けられました。

複数メーカーの製品を確認しましたが例を挙げると…

 

A社製品は重量があるウェットカーボン製商品を両面テープでの固定・B社製品はウェットカーボン製商品をアルミステーが剥き出しになった状態での固定・海外C社は突Rが保安基準不適合でなおかつ両面テープ固定といった具合でした。小型部品ならともかく、後方及び下方へのダウンフォースと重量が掛かるウェットカーボン製リヤウイングを両面テープで装着するというのは非常に心配です。万が一落下し後方車両がバイクだったとしたら…。脱落部品が人に当たったとしたら…。想像に容易いですよね。また、アルミステー剥き出し固定では1000万円の車が台無しです。保安基準不適合は論外ですね。

 

 

私たち新車装着部品を設計する側としては考えられない設計の商品ばかりでした。

 

 

そういった状況ならば当社としてはやはりキチンとした製品を設計するべきだと判断したのが今回の開発のきっかけです。当社が設計するのであればルックスに加え、空力性能・取付性・保安基準をすべて満たす製品とするつもりです。

 

 

 

発売までにはもう少し時間がかかりますが、諸条件を満たした非常に魅力ある商品になるものと自負しています。どうぞご期待ください。