アルピーヌA110 横風に弱い?

先日、立て続けにいただいたお問合せ。

アルピーヌA110にお乗りの方から【横風にすごく弱いと思うんですけどエアロ(サイドスカート)を付けたら改善しますか?】とのお問合せ。

 

結論から言うと大幅に改善します。

 

湾岸沿いの高速道路などで横風で怖いくらいあおられるとのお話でした。

関東でしたらレインボーブリッヂなどの湾岸線エリア。中部地区でしたら伊勢湾岸道など。中国エリアなら瀬戸大橋などが代表的な路線ですね。そのほか新東名・新名神でも区間によっては強風エリアが多く存在します。

 

横風に弱い理由は2つあります。

 

1つは車自体がフロア下でダウンフォースを得る設計という事。

フロア下でダウンフォース(安定性)を得る条件はきれいなエアーがしっかり前から後ろへ流れるのが前提です。

微風程度ならたいした問題は発生しませんが、フロント側以外からの強い風はフロア下のエアーを大幅に乱してしまいます。

と、いうことはフロア下に流れるエアーが乱れればダウンフォースは得られないという事になります。

 

2つ目はサイドシル形状です。

A110のサイドシルはフロア下に向かって丸みを帯びた形状になっています。

この形状だと車体側面に当たる横風をフロア下に誘導することになってしまします。サイド側から強風が侵入すればむしろアップフォースが発生してしまいますね。

 

当社製ドライカーボン製サイドスカートキットを装着いただくとこの2点を解消できます。

 

1つは相対的にフロア面積が拡大するという事。装着することによりサイドシル部でのフロア面積が拡大します。

フロア面積が拡大すればダウンフォースの発生量が増えることになります。

 

2つ目はサイドシル部の形状改善からそもそもの横風侵入を防ぎます。

フロア下に向かってエアーを誘導する純正形状を打ち消すデザインとし、横風を後方へ誘導する設計としています。

それによりフロア下への横風の侵入を防げるからです。