2月下旬~3月上旬発売開始です。

アルピーヌA110

ドライカーボンハイパフォーマンスエアロキット

アルピーヌ A110 ハイパフォーマンス エアロキット
アルピーヌA110ハイパフォーマンスエアロキット

 新型アルピーヌA110にカスタムの本命、ドライカーボン製ハイパフォーマンスエアロキットがまもなく登場です。新型A110は大変美しいデザインですが旧型オマージュとしているため、意匠面からは近代的な空力パーツを排除した設計となっています。なお、このことは車体下部(フロア)でダウンフォースを得る設計とメーカーは公表しています。しかし、物理抵抗としてのダウンフォースが少ない為、実走行ではリフト感があるのも事実です。

特にミドルレンジ以上の領域ではダウンフォース不足となることから、リフト感解消を目的としフロントスポイラーを始めとしたエアロキットをデジタルエンジニアリングにて設計いたしました。

 



高精度3Dデジタルスキャニング

ATOS 3次元デジタイザー計測
ATOS 3次元デジタイザー計測

 新型アルピーヌA110ハイパフォーマンスエアロキットは、3Dスキャニングによるデジタルエンジニアリングにて設計が行われます。コロナ禍における環境変化から確実な環境で設計が行えるデジタルエンジニアリングとしております。業界ではプロフェッショナルに愛好家が多いATOSシリーズスキャナーを使用。設計の前提となる車両状態を高精度にスキャニングします。

 

 



フルデジタル造形

アルピーヌ A110 エアロ
Rhinoceros デジタルモデリング

 スキャニングの次はエアロパーツのデジタルモデリングを行います。モデリングにはRhinoceroseとGeomagic Freeformを使用。デジタルモデリングの前提は当然ながらフリースケッチですが、フリースケッチのイメージを最大限実現するためにこれらのソフトウェアを使用します。
RhinoceroseとGeomagic Freeformでは実車とほぼ同様のイメージを得られることから迷うことなくデータ作成を行うことが可能です。



試作ウレタンモデルの作成

アルピーヌ A110 エアロ 5軸マシニング ウレタンモデル
5軸マシニング ウレタンモデル

 デジタルモデリングが完了したらHEIANマシニングセンタ(5軸加工機)にてウレタン型ので試作を行い、実車でのクリアランス・フィッティング確認やデザインを含めた様々な角度からの見え方の確認などを行い細部の調整を行います。

その後、データの微修正をおこない成形型の作成に進みます。この微修正が製品製造時に大きな影響を及ぼすことから、時間をかけるポイントともなります。



量産用の成形型作成

アルピーヌ A110 エアロ 本型
ドライカーボン用 成形型

 ウレタンモデルでのフィッティング調整が完了したら、いよいよ製品用の成形型の製作です。ドライカーボンオートクレーブ成形では真空成型時に加圧・加熱する為、FRPやウェットカーボン(フェイクカーボン)製作とは異なる特殊な型専用の石膏で製作します。成形型の出来が量産品の良し悪しを決定しますので丹念に磨き入れを繰り返し、表面状態を整えていきます。なお、磨き上げは人の手で行われます。成形型が出来上がればいよいよ商品の製作に入ります。



オートクレーブでの製品成形

オートクレーブ成形
オートクレーブ成形

 炭素繊維と樹脂の複合材【プリプレグ】と呼ばれるシート状のドライカーボン製品の元となる材料を成形型にセットします。その後、真空吸引を行いオートクレーブと呼ばれる窯で加熱・加圧を5時間以上行います。また、フロントスポイラーなどは分割成形を行う為、一つの商品に対して複数回の焼き上げを行います。また、同時に成形品の中から空洞(ボイド)を取り除くのも目的です。非常に手間がかかりますが、これらにより高密度・高強度かつ超軽量の製品を造ることが可能となります。基本的にはボーイングなどの航空機部品も同様に製作されています。


フォトギャラリー

当社が設計する新型アルピーヌA110ハイパフォーマンスエアロキットは車両重量を犠牲にしない事を目的にF1を始めフォーミュラやGTカー、航空機等で使用されるドライカーボン(CFRP・オートクレーブ成型)にて日本国内で製作されます。

 

明け透けに言うならば、SUPER GT(GT500)競技車両製作工場にてGT500車両カウリングと同一行程にて製造されます。

  

 巷に出回るカーボンルックやウェットカーボンと異なり、本物のドライカーボンはフロントスポイラー単体を小指で持ち上げられるほど軽量ながら高剛性を実現し必要なダウンフォースを得ることが可能となります。

 

国内では自動車アフターパーツとしてのドライカーボンがまだまだ流通していないことから、フェイクカーボンを本物のカーボンと勘違いされている方が相当数いるのも事実です。

 

FRPをベースに表層面のみカーボンを張り付けてカーボンファイバーという紛らわしい表現を使う販売者も見受けられます。

 

極端な例では、ウエットカーボン製品をあたかもドライカーボンであるかのようにCFRPと表記する模造品販売者も存在しています。

 

TECH PERFORMがお届けする本物のドライカーボンエアロパーツを皆様にお披露目できる日は間もなくです。

 

ご期待ください。

 

  • 本製品は2020年9月現在の仕様にて開発されております。開発日以降、予告なく車両メーカーが仕様変更などを行なった場合は取付・継続使用が出来なくなる恐れがあります。
  • 本製品はルノー・ジャポン/アルピーヌ・ジャポン社が設定するオリジナルパーツとは何ら関係はありません。
  • 本製品装着後はオリジナルの状態とは異なりますので車両メーカーの見解により適切な保証を受けられなくなる場合があります。その際の補償は当社では受けかねます。
  • 本製品は並行輸入車両への適合確認は行っておりません。
  • 予告なく商品仕様が変更となる場合があります。